佐藤太一郎企画その12 夏の魔球'15
【期間】 2015年6月19日(金)~21日(日) 全5回公演
【会場】 近鉄アート館
【脚本・演出】 大塚雅史
【出演】
フジムラエイジ …… 佐藤太一郎(吉本新喜劇)
フジムラミノル …… 井上安世(吉本新喜劇)
フジムラユタカ …… 佐藤あみ
ヨシダ編集長 …… ドヰタイジ(STAR☆JACKS)
エガワ …… 高田怜子
カケフ …… アキ(水玉れっぷう隊)
タブチ …… 野村尚平(プリマ旦那)
カズシゲくん …… HIROKA
コバヤシくん …… 平田真希
シンジョー …… 春山翔
ミコシバ …… 鳶野皐月
チアリーダー …… 未稀りある
松井勇歩
山本誠大
森下竣平
キタノの大冒険
【ストーリー】
甲子園球場の老グランドキーパー・フジムラエイジを取材することになった新米スポーツ記者で「トラ番」(タイガース担当記者)の長女のミノル。タイガース狂の父エイジの姿にイライラがつのり、後輩でもある「巨人番」エガワに追い抜かれて焦る日々。そんな時、亡き母フミオのスケッチブックを画家留学中のユタカから手に入れる。そこにあったのは父の過去と情熱的な素顔だった。そして、ミノルはエイジの友人たちから驚くべき真実が知らされる。
【WEB】 https://www.facebook.com/satotaichiro
このお芝居は、佐藤太一郎さんの行動やこれまでのお芝居を観ていて、すごい熱いものになるだろうと予想していたので前々から千秋楽を早めに2枚予約していたのだ。おかげでチケットはど真ん中の3列目。
ミノルは、阪神タイガースを主に扱うスポーツ新聞記者になって10年。通称「トラ番」として記事を書いているが、自分に任されるのは事実記事ばかりで独自のレポートなどを書いても編集長にボツを食らって新聞記事になることはない。
今年入社してきた新人のエガワは、ダークなスーツを着こなし要領がよく仕事のバリバリできるタイプの彼女は、編集長からも仕事っぷりを高く評価され、どんどん仕事を奪われていく日々だ。
新人カケフは、天皇陛下がかつて6月25日にご覧になったタイガースとジャイアンツの天覧試合の記事を起こすようにとレポを編集長から任される。それに比べ自分はどうだ…、凹むミノル。来る日も来る日も甲子園球場でトンボで土をならす父フジムラエイジを記事にして編集長に見せるも、「君のレポートはスケッチに色がついていない。自分なりの色をつけてこい。」と突き返される…。
華やかなスター選手でもなかった野球バカだけの父をどう書けばいいのか、いい記事が出来るはずもないと、毎日甲子園へ運ぶ足も重い…。
そんなある日、ミノルの元に、絵の勉強をしようと渡米していた妹ユタカからのスケッチブックが届く…。そのスケッチブックは、父がひた向きに情熱を燃やす野球に対する姿勢や亡き母との馴れ初めやいろいろなことを教えてくれる…。
サザンメドレーで彩られた父と娘のハートフルな物語でした。
予想どおり、ライブ感があるすごい熱い千秋楽でした。
演者の面々も若い方が多く、ひた向きで一所懸命なとっても熱のあるお芝居でした。
ひた向きで一所懸命な演者たちの姿勢が客席に伝わり最後もスタンディングオベーションを招いたのでしょう。主人公ミノル役の井上安世さん涙やHIROKAちゃんが舞台の端でボロボロ泣いているのがとても印象的でした。
若い演者が多い中、一番面白かったのは、ベテラン水玉れっぷう隊のアキさん。
ボソリボソリのセリフに毎回反応して笑ってしまいました。
戦利品は劇中に客席に投げ入れられた佐藤太一郎さんと鳶野皐月ちゃんのサインボール。
★★★★☆
PS.2週間前くらいになって同日同時刻開演の壱劇屋さんの澤ちゃんのゲスト出演が判明。観たかったなぁ~。チケット買ってなかったらそっち行ってたよ。(涙
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052-0621 佐藤太一郎企画その12「夏の魔球'15」千秋楽を観劇。
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