私学芸術文化祭典 金蘭会高校演劇部
ひまわりとうさぎと蜘蛛ともったいないお話
彼女たちのツイッターのつぶやきで、近くで観れることを知り、部外者ではありますが、行ってきました。
過去にも何度か観た事があるので、イイものが観れると期待して行ってきました。
今年最後の観劇となりました。
【期間】 2018年12月24日(月・振替休日) 1回公演
【会場】 大阪市立芸術創造館
【原作】 山本篤・相浦愛呼・赤坂弥生・岩崎桃子
【演出】 石本・平野
【出演】
金蘭会高校演劇部のみなさん
【ストーリー】
女子校の1クラスが舞台、学校のイベントでクラス全員でオリジナル脚本の演劇をすることとなる。新任の先生と共に、個々にいろんな事情を抱えた女子高生たちが、問題に向き合いながら熱く演劇に情熱を燃やすクラスがまとまっていく群像劇。(自筆)
【WEB】 https://twitter.com/kinranpassion
上記の【ストーリー】は、私が観たままをまとめて書きました。
やっぱり、この人たちはスゴイ!
登美丘高校ダンス部が一般客も引き寄せて巷で話題ですが、それにひけを取らないいいもの見せていただきました。
女子高生でありながら、地響きのように伝わってくる声は鷲掴みにされ、魂を持って行かれます。
出演者それぞれに少しずつでもセリフがあり、何度も練習したであろうセリフが、素早く交錯して物語を紡いでいきます。
DVの毒親を持っていたり、いろいろな家庭の事情を抱えながらもクラスでぶつかり合い、裏切られたりしながらも最後は、一つにまとまり、演劇に打ち込んでいく生徒たちを描いた群像劇。こういった演劇でありながら、演劇をする人を描いていく群像劇。前は金蘭座でだったかな、観たように思います。
どちらも、演者の思いがそのまま演劇への姿勢に表われるのか、感情が乗って来て、観ている会場の空気はピーンと張り詰めて息も詰まるような雰囲気でした。
涙が頬を伝ったのは言うまでもない。
心を揺さぶる演劇、素晴らしい!満点です。
★★★★★